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材料加工初心者必見!チップソーの選び方と正しい使い方入門ガイド
- 商品Q&A
- 2025.10.9
はじめに
このたび、富士コーポレーション株式会社では「材料加工用のチップソー」の取り扱いを新たにスタートしました。
「チップソーってそもそも何?」「どんな種類を選べばいいの?」という方に向けて、入門編として分かりやすく解説します。これからDIYや建築現場で丸ノコを使いたい方にも役立つ内容です。
1. まずは丸ノコを知ろう
チップソーは「丸ノコ」に取り付けて使う刃のことです。
丸ノコには大きく分けて以下の種類があります。
- 100V丸ノコ:電源式でパワーが安定。
- 充電式丸ノコ:コードレスで持ち運びが便利。最近は125㎜や147㎜が主流。
- 集塵・防塵丸ノコ:鉄や金属加工に使うタイプ。
- スライド丸ノコ:精密な角度切りや幅広い材料の加工に便利。
2. チップソー選びの基本ポイント
チップソーを選ぶときは、次の4つをチェックしましょう。
- 用途(何を切るか)
- 木材用・金属用・プラスチック用など、専用のチップソーがあります。
- 材料の厚み
- 厚い材料なら刃数が少ないもの、薄い材料なら刃数が多いものが適しています。
- 切断距離(どれくらい切るか)
- 長距離切断が多い場合は耐久性の高いチップソーを選ぶのがおすすめです。
- 丸ノコのサイズ
- 125㎜なら厚み45㎜まで、165㎜なら厚み65㎜まで切断可能といった目安があります。
3. チップソーのサイズと刃数
例えば「125×0.8×30P」という表記は以下の意味です。
- 125:直径(mm)
- 0.8:刃の厚み(切断幅)
- 30P:刃の数
刃数によって切れ味や仕上がりが変わります。
- 刃数が少ない:切断スピードは速いが仕上がりは粗め。厚い材料向き。
- 刃数が多い:切り口がきれいだが熱がこもりやすい。薄い材料向き。
4. チップソーの材質(硬さのランク)
切る対象によって材質を選ぶ必要があります。
- 超硬:木工用・草刈り用など
- サーメット:金属用
- ダイヤモンド:鉄板サイディングや窯業系サイディング
- 電着・溶着ダイヤ:プラスチック用
5. 正しい使い方と注意点
チップソーは「押す力加減」で寿命が大きく変わります。
- 鉄パイプの切断では、切り始めと切り終わりをゆっくり進めるのがコツ。
- 無駄に遅すぎると刃が摩耗しやすくなります。
- 熟練者は「音」や「火花」で寿命を判断できるほどです。
6. 最近のトレンドと選び方の注意点
- 充電式丸ノコの普及により、125㎜・147㎜サイズの需要が急増。
- 昔ながらの大工さんは160㎜~190㎜を使うこともあるので、現場によっては確認が必要です。
- 鉄工用は防塵丸ノコとセットで使用し、サイズは180㎜が主流。切断砥石用の高速切断機とは回転数が異なるため混同しないよう注意しましょう。
まとめ
チップソーは「用途・厚み・刃数・サイズ」によって最適なものが変わります。
正しく選んで正しい使い方をすれば、効率的に美しく加工でき、工具の寿命も長持ちします。
富士コーポレーションでは、初心者の方にも安心してお使いいただけるチップソーを取り揃えています。
ぜひ加工の第一歩にお役立てください。